「作品の詳細は忘れたけど、ある特定の情報だけ覚えている…」「ChatGPTでそのうろ覚えの情報から作品タイトルを教えてもらえるの?…」 そう思う方もいるのではないでしょうか。
実は、ChatGPTを利用すれば、うろ覚えの情報から作品タイトルを引き出すことができます。
今回PROMPTYでは、ChatGPTを用いてうろ覚えの情報から作品タイトルを特定する方法を例文を使ってご紹介します。
プロンプト
プロンプトテンプレ:
#命令文
あなたは有名なメディア評論家です。
#作品情報を基にして私がうろ覚えになっている作品タイトルを教えてください。
#出力形式に従ってください。
#作品情報
*メディアの種類
{メディアの種類}
*登場人物
{登場人物を記述または不明と入力}
*物語の進行
{物語の進行を記述または不明と入力}
*重要なイベント
{重要なイベントを記述または不明と入力}
*製作年や公開年
{製作年や公開年を記述または不明と入力}
*(映像作品の場合)主要キャストや監督
{主要キャストや監督を記述または不明と入力}
*特に印象に残ったシーンやセリフ
{印象に残ったシーンやセリフを記述または不明と入力}
#出力形式
*作品タイトル
*#作品情報の各項目の詳細
実際のChatGPTへの入力例
① タイトルが思い出せない映画のタイトルを教えてもらう
今回のプロンプトテンプレを使って、自分が思い出せない映画のタイトルをChatGPTに教えてもらいます。
大まかな物語のテーマ、重要なイベント、公開年、主要なキャストを入力して作品のタイトルと詳細情報を教えてもらいます。
入力文:
#命令文
あなたは有名なメディア評論家です。
#作品情報を基にして私がうろ覚えになっている作品タイトルを教えてください。
#出力形式に従ってください。
#作品情報
*メディアの種類
映画
*登場人物
不明
*物語の進行
在日韓国人と少女の恋愛
*重要なイベント
主人公の友人の死
*製作年や公開年
2000年ごろ
*(映像作品の場合)主要キャストや監督
柴咲コウ
*特に印象に残ったシーンやセリフ
主人公の友人の死
#出力形式
*作品タイトル
*#作品情報の各項目の詳細
GPT-4の出力:
*作品タイトル
「GO」
*#作品情報の各項目の詳細
・メディアの種類: 映画。ジャンルはドラマで、在日コリアンと日本人の間の文化とアイデンティティの問題を描いています。
・登場人物: 主要な登場人物には、在日コリアンの高校生である主人公(窪塚洋介)と、彼が恋に落ちる日本人の少女(柴咲コウ)がいます。また、主人公の友人も重要な役割を果たします。
・物語の進行: 主人公は自分のアイデンティティを探求する中で、文化的な違いにもかかわらず日本人の少女に恋をします。彼らの関係は、友人の死という悲劇を通じて試されます。
・重要なイベント: 主人公の友人の死は、彼の人生観や恋愛に大きな影響を与える重要なイベントです。
・製作年や公開年: 2001年に公開されました。
・(映像作品の場合)主要キャストや監督: 主役は窪塚洋介と柴咲コウが演じ、監督は行定勲が務めました。
・特に印象に残ったシーンやセリフ: 主人公の友人の死は、視聴者にとっても印象的なシーンで、映画全体の流れを左右する重要な出来事です。
映画『GO』とその詳細情報が出力されました。これは、入力した情報と合っており、正解です。
物語のあらすじや、重要なイベントについても正しい情報が端的にまとめられています。公開年は2000年ごろとしましたが、正しい公開年を教えてくれました。主要キャストや監督については、入力した柴咲コウに加えて、主役の窪津洋介と行定勲監督についても説明されています。
このように、うろ覚えの作品情報から映画のタイトルを知ることができました。
② タイトルが思い出せない漫画のタイトルを教えてもらう
もう一つの例として、
今回のプロンプトテンプレを使って、自分が思い出せない映画のタイトルをChatGPTに教えてもらいます。
大まかな物語の進行、製作年、漫画の作者の情報をを入力して作品のタイトルと詳細情報を教えてもらいます。
入力文:
#命令文
あなたは有名なメディア評論家です。
#作品情報を基にして私がうろ覚えになっている作品タイトルを教えてください。
#出力形式に従ってください。
#作品情報
*メディアの種類
漫画
*登場人物
不明
*物語の進行
高校生2人が漫画家を目指す
*重要なイベント
不明
*製作年や公開年
2010~2015年頃
*(映像作品の場合)主要キャストや監督
DEATHNOTEと同じ作者
*特に印象に残ったシーンやセリフ
不明
#出力形式
*作品タイトル
*#作品情報の各項目の詳細
GPT-4の出力:
*作品タイトル
「バクマン。」
*#作品情報の各項目の詳細
メディアの種類: 漫画。この作品は、少年ジャンプ(週刊少年ジャンプ)で連載されていました。
登場人物: 主人公は高校生の漫画家を目指す二人、真城最高(マシロモリタカ)と高木秋人(タカギアキト)です。
物語の進行: 主人公たちは自分たちの漫画を連載することを夢見て奮闘します。彼らは漫画家としての成功を目指し、少年ジャンプに自分たちの作品を掲載することを目指します。
重要なイベント: 特定の重要なイベントは指定されていませんが、全体を通して見れば彼らが自身の漫画を成功させるまでの数々の挫折と成功が重要なイベントとなっています。
製作年や公開年: 「バクマン。」は2008年から2012年まで連載されていました。この期間はあなたが指定した2010~2015年頃と一部重なります。
(映像作品の場合)主要キャストや監督: この情報は漫画には適用されませんが、「バクマン。」は「DEATH NOTE」の作者、大場つぐみ(ストーリー)と小畑健(アート)によって制作されました。
特に印象に残ったシーンやセリフ: 特定のシーンやセリフは指定されていませんが、「バクマン。」は漫画家を目指す二人の少年の情熱と才能、そして彼らの個人的な挑戦を描いており、多くの読者に感動を与えました。
漫画『バクマン。』とその詳細情報が出力されました。こちらも、入力した情報と合っており、正解です。
連載されていた雑誌(週刊少年ジャンプ)情報や登場人物のフルネーム、物語のあらすじについても正しい内容が端的にまとめられています。製作年はうろ覚えで2010~2015年頃としましたが、正しい連載期間(2008年から2012年)を教えてくれました。作者情報も『DEATHNOTE』と同じという情報のみ与えましたが、正式な作者名を教えてくれました。
このように、うろ覚えの作品情報から漫画のタイトルと詳細情報を知ることができました。