「ChatGPTで漫才のネタを作ることはできる?」「ChatGPTで漫才のネタを作ることができるプロンプトを知りたい」
このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
今回PROMPTYでは、ChatGPTで漫才のネタを作る方法とそのプロンプトをご紹介します。
ChatGPTに漫才のネタを考えてもらう
まずは普通に、ChatGPTに対して「漫才のネタを作ってください。」と入力してみます。
すると下記のようなネタを作ってくれました。
今回使用したのは有料版のGPT-4なのですが、しっかりとした漫才の形にはなっているものの、クオリティーとしてはかなり低いですね、、、
ChatGPTでクオリティーの高い漫才のネタを作る方法
クオリティーの高いネタを作るために色々調べましたが、面白い漫才の要素として、ボケ数の多さ、つかみ、話の展開、オチがあることが分かりました。
そこでこれらの面白い漫才の要素をカバーできるようなプロンプトを作成してみました。
プロンプト
#命令文
あなたはプロの構成作家です。#制約条件をもとに漫才のネタを作ってください。
#制約条件
・漫才の中で#ボケの数をできるだけ多くしてください。
・漫才の最初にはかならず#つかみを入れてください。
・話に展開があるようにしてください。
・#オチを必ず作ってください。
#ボケ
ボケとは漫才の中で冗談を言ったり、わざと間違いをすることで笑いを引き起こす行為です。
#つかみ
つかみとは漫才の中で一番最初のボケのことです。
#オチ
オチとは漫才の最後にある笑いを引き起こすような結末のことです。
実際にChatGPTに入力してみた
紹介したプロンプトを実際にChatGPTに入力してみました。
入力文:
#命令文
あなたはプロの構成作家です。#制約条件をもとに漫才のネタを作ってください。
#制約条件
・漫才の中で#ボケの数をできるだけ多くしてください。
・漫才の最初にはかならず#つかみを入れてください。
・話に展開があるようにしてください。
・#オチを必ず作ってください。
#ボケ
ボケとは漫才の中で冗談を言ったり、わざと間違いをすることで笑いを引き起こす行為です。
#つかみ
つかみとは漫才の中で一番最初のボケのことです。
#オチ
オチとは漫才の最後にある笑いを引き起こすような結末のことです。
出力文:
【漫才のネタ】
A: さあ、今日はスペシャルな漫才をお届けしますよ!
B: スペシャルって何がスペシャルなんですか?
A: だって、このステージに立ってるだけで、もう、みんな笑ってるじゃないですか!
(つかみ)
B: それは笑われてるんじゃなくて、楽しみにしてるんですけどね。
A: じゃあ、早速始めましょうか!最近の天気についてどう思いますか?
B: 天気?晴れてると思いますけど。
A: え?でも、僕は雨が降ってると思うんですけど?
B: どう見ても晴れてますよ。それに、傘も持ってないじゃないですか。
A: そんなことないですよ。じゃあ、これは何だと思います?(傘を持っていないのに、持っているふりをする)
(ボケ)
B: それ、ただの空気ですよ。
A: あれ?空気だけで傘を作れるなんて、僕って天才かもしれないですね!
(ボケ)
B: 天才じゃなくて、空気読めないんじゃないですか。
A: まあ、そんなことは置いといて。最近、スーパーマーケットで驚いたことがあるんですけど。
B: 何ですか?
A: 野菜が全部50%オフだったんです!
B: それはお得ですね。でも、どこが驚いたんですか?
A: だって、50%オフなのに、値札が100円のままだったんですよ。
(ボケ)
B: それはただの計算ミスですね。
A: じゃあ、次はこれ!最近、とんでもない映画を観たんですよ。
B: どんな映画ですか?
A: タイタニックの続編、タイタニック2!
B: え?そんな映画あるんですか?
A: ありますよ!でも、今回は船が沈まなくて、無事にアメリカに着いちゃって。
(ボケ)
B: それ、ただの船旅ですね。
A: そうかもしれませんね。でも、盛り上がりに欠けるから、ラストシーンで宇宙人が登場してくれましたよ。
(ボケ)
B: それ、もう別の映画ですよ。
A: そういえば、この前、偶然、僕の宝くじが当た ったんですよ!
B: 本当ですか?それはすごいですね!いくら当たりましたか?
A: 実は、なんと…1円だけ当たりました!
(ボケ)
B: それ、ただの外れですよね。
A: いやいや、1円でもラッキーなんですよ。だって、これで宝くじデビューでしょ?
(ボケ)
B: 宝くじデビューって、そんなにうれしいものなんですか?
A: もちろん!だって、これからもっと大きな金額が当たるかもしれないじゃないですか。
B: そうですね。でも、その前に、1円でもうれしいって考え方がいいですね。
A: そうなんですよ。だって、僕、この1円で最高のプレゼントを買いましたから。
B: え?1円で最高のプレゼント?どんなものを買ったんですか?
A: 実は、この1円で買ったのは…自分の笑顔です!
(ボケ)
B: それはどういうことですか?
A: だって、この1円で宝くじが当たったと思って笑ったじゃないですか。それが最高のプレゼントだと思いませんか?
(オチ)
B: なるほど、それは確かに素晴らしいプレゼントですね。これからもそんな笑顔で楽しい漫才をお届けしましょう!
A: そうしましょう!みなさん、今日もありがとうございました!
かなりほっこりとしたしゃべくり漫才が出来上がりましたね!
個人的にはタイタニックのボケが面白いなと思いました。
プロンプト(コント漫才)
次にコント漫才を作っみましょう。
先ほどのプロンプトに、ボケの性格、ツッコミの性格、舞台設定を加えて、コント漫才を作るためのプロンプトを作成してみました。
#命令文
あなたはプロの構成作家です。#制約条件と#入力文をもとに漫才のネタを作ってください。
#制約条件
・漫才の最初にはかならず#つかみを入れてください。
・漫才の中でボケの数をできるだけ多くしてください。
・話に展開があるようにしてください。
・#オチを必ず作ってください。
#つかみ
つかみとは漫才の中で一番最初のボケのことです。
#オチ
オチとは漫才の最後にある笑いを引き起こすような結末のことです。
#入力文
【ボケの性格】:{自由記述}
【ツッコミの性格】:{自由記述}
【舞台設定】:{自由記述}
例①:すべておまかせで漫才のネタを作ってみた
紹介したプロンプトの入力文をすべておまかせにして、コント漫才のネタを作成してみます。
入力文:
#命令文
あなたはプロの構成作家です。#制約条件と#入力文をもとに漫才のネタを作ってください。
#制約条件
・漫才の最初にはかならず#つかみを入れてください。
・漫才の中でボケの数をできるだけ多くしてください。
・話に展開があるようにしてください。
・#オチを必ず作ってください。
#つかみ
つかみとは漫才の中で一番最初のボケのことです。
#オチ
オチとは漫才の最後にある笑いを引き起こすような結末のことです。
#入力文
【ボケの性格】:{おまかせ}
【ツッコミの性格】:{おまかせ}
【舞台設定】:{おまかせ}
出力文:
【ボケの性格】:天然で無邪気 【ツッコミの性格】:冷静でツボにはまる 【舞台設定】:遊園地
漫才のネタ
ボケ(A):ねえねえ、昨日さあ、雲の上で寝そべってさあ、太陽とおしゃべりしてたんだよ。 ツッコミ(B):雲の上で寝そべるって、どんな天空の神話だよ! それに太陽と話すってどういうことだよ!
A:でさ、太陽がね、「君、ここ最近ちょっと日焼けしてない?」って言われてさ。 B:だから太陽と話すこと自体がおかしいって言ってるでしょ! 太陽はしゃべらないって!
A:それでね、僕が「そういえばちょっと焼けちゃったかも」って言ったら、太陽が「それじゃあ日焼け止め塗ってみたら?」って言ってくれたんだ。 B:あのさ、そもそも太陽に話しかけられる状況って何なの? それに日焼け止めを勧める太陽ってどんなキャラだよ!
A:じゃあ、遊園地の話にしようか! 昨日遊園地に行ってさ、ジェットコースターに乗ったんだけど、途中で止まっちゃってさ。 B:え、それ大丈夫だったの? 怖くなかった?
A:大丈夫だったよ! だってさ、止まった瞬間、隣にいたパンダが「これからどうすんの?」って言ってきたんだもん。 B:そこにいたパンダもおかしいけど、それにパンダが喋ったってどんな遊園地だよ!
A:それでさ、僕が「係員を呼んでみる?」って言ったら、パンダが「じゃあ呼んでみようか」って言ってさ。 B:だからパンダが喋るっていう設定がすでにおかしいって! それにジェットコースターにパンダが乗るかよ!
A:で、係員が来てくれてさ、僕たちを助けてくれたんだけど、その後パンダと一緒にお土産屋さんでお土産を買っちゃったんだよね。 B:もう、お前とパンダの友情物語かよ! どんな遊園地
だったんだよ!
A:それでね、パンダと一緒にお土産屋さんで「パンダのぬいぐるみ」を見つけたんだけどさ、そのパンダが「あ、これ俺の親戚かも!」って言い出してさ。 B:もう、パンダが親戚のぬいぐるみを見つけるっていう話になるのかよ! さすがにそれは無理があるだろ!
A:それでね、パンダが「親戚に会いたい!」って言い出して、僕も一緒にパンダの親戚を探す旅に出ることになっちゃったんだ。 B:お前、どんだけパンダ好きなんだよ! それにパンダの親戚探しの旅なんて、どういう話だよ!
A:で、最後にね、パンダの親戚に会えたんだけどさ、その親戚が言ったんだ。「君たち、この遊園地が実はパンダの国だったんだよ!」って。 B:はいはい、それでオチか。パンダの国だったってさ。遊園地に来たらそんな展開になるわけないだろ!
A:だからさ、昨日の遊園地でパンダと友達になれて、パンダの親戚にも会えて、最高の日だったんだよね。 B:もういいよ、お前は楽しかったんだろうけど、さっきの話は全部お前の夢だよ! 夢でしかパンダと友達になれないんだから!
【オチ】 A:えっ、夢だったの? じゃあ、さっきの話で出てきた太陽も夢の中の話だったのかな? B:だから最初から太陽と話すこと自体が夢の中の話だって言ってるでしょ! もう、お前は夢の中でもパンダと遊園地で遊びたいんだな!
とんでもなく斬新なネタが出来上がりましたね、、、
ボケの質は少し低いように思いますが、設定の斬新さ、ストーリーの面白さは上出来ではないでしょうか?
例②:設定を指定して漫才のネタを作ってみた
今度は先ほどのプロンプトに、
ボケの性格:短気
ツッコミの性格:根暗
舞台設定:居酒屋
という設定を指定してコント漫才を作ってもらいます。
入力文:
#命令文
あなたはプロの構成作家です。#制約条件と#入力文をもとに漫才のネタを作ってください。
#制約条件
・漫才の最初にはかならず#つかみを入れてください。
・漫才の中でボケの数をできるだけ多くしてください。
・話に展開があるようにしてください。
・#オチを必ず作ってください。
#つかみ
つかみとは漫才の中で一番最初のボケのことです。
#オチ
オチとは漫才の最後にある笑いを引き起こすような結末のことです。
#入力文
【ボケの性格】:{短気}
【ツッコミの性格】:{根暗}
【舞台設定】:{居酒屋}
出力文:
【開始】
短気:(舞台に立ちながら)おい、お客さん、最近の居酒屋ってなんでこんなにうるさいんだよ!
根暗:まあまあ、落ち着けよ。居酒屋だからさ、人が集まって騒ぐのは当たり前だろ。
短気:うるさいって言ってるのに、まだうるさい!なんでだよ!
根暗:だから、居酒屋だからさ。酔っ払いがいるんだから、しょうがないだろ。
短気:なんで飲み物が出てこないんだよ!もう注文から10分たってるぞ!
根暗:10分ってそんなに待ってないだろ。まだ3分くらいしかたってないよ。
短気:ああもう!店員を呼んでくれよ!急いで飲みたいんだ!
根暗:(ため息をつきながら)はいはい。でも、そんなに焦らなくても大丈夫だよ。
短気:なんで呼んだ店員が違うんだよ!さっきの店員じゃないだろ!
根暗:そんなこと言っても、店員は忙しいんだよ。誰が来ても大丈夫だろ。
短気:(飲み物が来た後)このお通しは何だよ!こんなもの食べたくない!
根暗:お通しだって選べないんだから、文句言わずに食べればいいじゃないか。
短気:もういい、帰る!こんな居酒屋二度と来ない!
根暗:帰る前に、ちょっと待って。じゃあ、居酒屋じゃないところで飲もうか。
短気:え?どこで?
根暗:そうだな…(考えながら)あ、そうだ!図書館でどうだ?
短気:(呆れる)図書館で飲むのかよ!?
根暗:うん。だってお前、静かなところで飲みたがってるんだろ?図書館なら絶対静かだよ!
【オチ】
短気:(苦笑い)まあ、確かに静かだけどさ…図書館で飲むって言ったら、逆にうるさくなるだろ!?
【終了】
少し設定が難しかったかもしれませんね、、、
ボケの数も少なくなってしまいました。
しかし、うるさいくない場所で飲みたいという人に対して、図書館で飲むことを勧めるというのはなかなか面白いオチではないでしょうか?
まとめ
今回PROMPTYではChatGPTで漫才のネタを作成する方法、そのプロンプトをご紹介しました。
全体的なクオリティーを高くすることはなかなか難しいですが、ところどころにかなり面白いボケがあったり、ストーリー展開があったりするので、実際のネタ作りにも活用できるのではないでしょうか!?