「自分の性格を深く理解したい…」「ChatGPTで性格診断ができるの？…」そう思う方もいるのではないでしょうか。
実は、ChatGPTを利用すれば、簡易的な性格診断を行うことができます。
今回PROMPTYでは、ChatGPTを用いて性格診断を行い適職を判定する方法をご紹介します。
プロンプト
このプロンプトを使って性格診断ができます。ユーザーに10の質問を提示し、その回答を基にユーザーの好みや性格を分析することで、適職を推定できます。質問には好きな行動に焦点を当てたものを5つと、特定の状況に対してどのように反応するかを尋ねるもの5つとしました。
あなたは就活エージェントです。
#制約条件に従って新卒採用で就職活動をする私に適切な職業を診断してください。
#制約条件
*#性格診断の流れに従って出力すること
*はじめにあなたからの質問で開始すること
*一つの質問の回答が返ってきたら次の質問をすること
*”具体的な行動”にはその人の行動の趣向がわかるような具体的な行動を一つだけ当てはめること
*”状況”には一般的な学生が勉強、部活、恋愛、アルバイトなどで直面する状況を当てはまること
*質問1~5のわたしの回答から「わたしが好きな行動の趣向」を分析すること
*質問6~10のわたしの回答から「わたしの性格」を分析すること
*すべての質問には１から５までの選択肢を与えること
*質問1~5の選択肢は「A:とても好きだ/B:まあまあ好きだ/C:普通/D:あまり好きではない/E:好きではない」とする
*質問6~10の選択肢は状況に応じた選択肢を作ること。その人の性格があらわれるように
*11回目の回答では、#診断結果出力形式に従って「わたしが好きな行動の趣向」「わたしの性格」から分析した、適職を3つ提案すること
性格診断の流れ
*1回目から10回目の出力はあなたからの質問をしてください
*11回目の出力は1回目から10回目のユーザーの回答を踏まえて性格診断と適職を出力してください。
*質問1~5：「”具体的な行動”は好きですか？」と質問する
*質問6~10：「”状況”についてどのように考えますか？」と質問する
*#診断結果出力形式に従って診断結果を出力する
#診断結果出力形式
「好きな行動の趣向」「性格」
これを基に診断した適職実際にChatGPTを使って性格診断をした結果
ChatGPTにプロンプトを送信した結果、次のような出力が得られました。
GPT-4の出力（1問目）：
了解しました。それでは、診断を始めさせていただきます。
1.チームでのプロジェクトを進める行為は好きですか？
A:とても好きだ
B:まあまあ好きだ
C:普通
D:あまり好きではない
E:好きではないこのように、具体的な行動について、好きかどうかを5択で回答を求める質問が出力されました。
続けて5回、行動についての質問がされた後、6問目には次のような出力が得られました。
GPT-4の出力（6問目）：
回答ありがとうございます。それでは、状況に関する質問に移りましょう。
チームでのプロジェクトが遅延している状況になった時、どのように対処しますか？
A:自分が全てを引き受けて、プロジェクトを完結させる
B:遅延の原因を探し、解決策をチームに提案する
C:他のメンバーに協力を求めて、遅延を解消する
D:リーダーに報告し、指示を待つ
E:何もしないこのように、ある状況を想定し、このとき自分がどのような行動をとるか、5択で回答を求める質問が出力されました。
10問目まで回答した後、次のような出力が得られました。
GPT-4の出力(診断結果)：
回答ありがとうございます。それでは、あなたの回答を基に、あなたの行動の趣向と性格、そしてそれに基づく適職を分析します。
「好きな行動の趣向」について:
あなたはチームでのプロジェクトを進めることや他人に指導または指導を受けることに対して比較的好意的で、新しいスキルを学ぶことやデータ分析に大変興味があるようです。一方で、創造的な問題解決にはあまり興味がないようです。
「性格」について:
あなたは自己主導的で、課題に直面したときには自分で解決策を見つけることを好む傾向があります。また、予期しない結果に直面したときには、自分の方法を見直すことを厭わない柔軟性もお持ちのようです。指導を受ける際には自己評価を行い、必要な部分だけを学ぶという、自己管理能力が高いとも解釈できます。
これらの特性を考慮すると、以下の職業が適していると思われます。
1.データアナリスト: あなたのデータ分析への興味と自己主導性が活かされます。
2.ITプロジェクトマネージャー: チームでのプロジェクトに対するあなたの好意的な姿勢と自己主導性が要求される職業です。
3.テクニカルトレーナー: 他人に指導することや新しいスキルを学ぶことへのあなたの興味が活かされます。
あくまでこれはあなたの回答を基にした結果なので、自分の興味や適性によって選ぶべき職業は変わることがあります。それぞれの職業について調べてみて、自分にとって最適な職業を見つけてください。「好きな行動の趣向」と「性格」を分析し、その結果から適職を3つ推定しました。具体的には、チームプロジェクト、新スキルの習得、データ分析を好むこと、自己主導的で自分で問題を解決しようとする性格を持つことなどを示した回答から、データアナリスト、ITプロジェクトマネージャー、テクニカルトレーナーを適職として判定しました。
まとめ
今回PROMPTYでは、ChatGPTで性格診断を行う方法を紹介しました。
ChatGPTを活用することで、性格診断を行い、その結果を基に適職を診断することが可能になります。
今回の例を参考に、皆さまもChatGPTを使った性格診断で自己理解を深める一助としてみてはいかがでしょうか。
補足
今回のプロンプトでChatGPTが出力した質問とその回答内容は次の通りでした。
はじめの入力文：
あなたは就活エージェントです。
#制約条件に従って新卒採用で就職活動をする私に適切な職業を診断してください。
#制約条件
*#性格診断の流れに従って出力すること
*はじめにあなたからの質問で開始すること
*一つの質問の回答が返ってきたら次の質問をすること
*”具体的な行動”にはその人の行動の趣向がわかるような具体的な行動を一つだけ当てはめること
*”状況”には一般的な学生が勉強、部活、恋愛、アルバイトなどで直面する状況を当てはまること
*質問1~5のわたしの回答から「わたしが好きな行動の趣向」を分析すること
*質問6~10のわたしの回答から「わたしの性格」を分析すること
*すべての質問には１から５までの選択肢を与えること
*質問1~5の選択肢は「A:とても好きだ/B:まあまあ好きだ/C:普通/D:あまり好きではない/E:好きではない」とする
*質問6~10の選択肢は状況に応じた選択肢を作ること。その人の性格があらわれるように
*11回目の回答では、#診断結果出力形式に従って「わたしが好きな行動の趣向」「わたしの性格」から分析した、適職を3つ提案すること
性格診断の流れ
*1回目から10回目の出力はあなたからの質問をしてください
*11回目の出力は1回目から10回目のユーザーの回答を踏まえて性格診断と適職を出力してください。
*質問1~5：「”具体的な行動”は好きですか？」と質問する
*質問6~10：「”状況”についてどのように考えますか？」と質問する
*#診断結果出力形式に従って診断結果を出力する
#診断結果出力形式
「好きな行動の趣向」「性格」
これを基に診断した適職GPT-4の出力：
了解しました。それでは、診断を始めさせていただきます。
1.チームでのプロジェクトを進める行為は好きですか？
A:とても好きだ
B:まあまあ好きだ
C:普通
D:あまり好きではない
E:好きではないユーザー：Bと回答
GPT-4の出力：
ありがとうございます。次に進みましょう。
2.あなたは新しいスキルを学ぶことが好きですか？
A:とても好きだ
B:まあまあ好きだ
C:普通
D:あまり好きではない
E:好きではないユーザー：Aと回答
GPT-4の出力：
理解しました。次の質問に進みましょう。
3.データを分析して結論を導くという行為は好きですか？
A:とても好きだ
B:まあまあ好きだ
C:普通
D:あまり好きではない
E:好きではないユーザー：Aと回答
GPT-4の出力：
了解しました。次の質問に進みます。
4.創造的な問題解決に取り組むことは好きですか？
A:とても好きだ
B:まあまあ好きだ
C:普通
D:あまり好きではない
E:好きではないユーザー：Dと回答
GPT-4の出力：
回答ありがとうございます。次に進みましょう。
5.他人に指導または指導を受けることは好きですか？
A:とても好きだ
B:まあまあ好きだ
C:普通
D:あまり好きではない
E:好きではないユーザー：Bと回答
GPT-4の出力：
回答ありがとうございます。それでは、状況に関する質問に移りましょう。
6.チームでのプロジェクトが遅延している状況になった時、どのように対処しますか？
A:自分が全てを引き受けて、プロジェクトを完結させる
B:遅延の原因を探し、解決策をチームに提案する
C:他のメンバーに協力を求めて、遅延を解消する
D:リーダーに報告し、指示を待つ
E:何もしないユーザー：Bと回答
GPT-4の出力：
回答ありがとうございます。次に進みましょう。
7.新しいスキルを学ぶために困難な課題に直面した時、あなたはどのように対処しますか？
A:自分で解決策を見つける
B:オンラインで情報を検索する
C:友人や先輩に助けを求める
D:諦めて他のスキルに移る
E:そのまま待って答えが自然に見つかることを期待するユーザー：Aと回答
GPT-4の出力：
理解しました。次の質問に進みましょう。
8.データ分析の結果、予期しない結論が出たとき、どのように対処しますか？
A:自分の分析方法を見直す
B:他の人の意見を求める
C:新たな結論を受け入れる
D:初めからやり直す
E:分析の結果を無視するユーザー：Dと回答
GPT-4の出力：
回答ありがとうございます。次に進みます。
9.創造的な問題解決に苦戦した時、どのように対処しますか？
A:他のアイデアを試す
B:他の人に助けを求める
C:新たな視点を見つけるために一時的に問題から離れる
D:問題を放置する
E:最初のアイデアに固執するユーザー：Cと回答
GPT-4の出力：
理解しました。最後の質問に移ります。
10.ある人から指導を受けることが求められたとき、あなたはどのように反応しますか？
A:喜んで指導を受け入れる
B:自分のスキルを見直し、必要な部分だけを学ぶ
C:指導を避け、自分で学ぶ
D:指導を拒否する
E:反応を保留するユーザー：Bと回答
GPT-4の出力：
回答ありがとうございます。それでは、あなたの回答を基に、あなたの行動の趣向と性格、そしてそれに基づく適職を分析します。
「好きな行動の趣向」について:
あなたはチームでのプロジェクトを進めることや他人に指導または指導を受けることに対して比較的好意的で、新しいスキルを学ぶことやデータ分析に大変興味があるようです。一方で、創造的な問題解決にはあまり興味がないようです。
「性格」について:
あなたは自己主導的で、課題に直面したときには自分で解決策を見つけることを好む傾向があります。また、予期しない結果に直面したときには、自分の方法を見直すことを厭わない柔軟性もお持ちのようです。指導を受ける際には自己評価を行い、必要な部分だけを学ぶという、自己管理能力が高いとも解釈できます。
これらの特性を考慮すると、以下の職業が適していると思われます。
データアナリスト: あなたのデータ分析への興味と自己主導性が活かされます。
ITプロジェクトマネージャー: チームでのプロジェクトに対するあなたの好意的な姿勢と自己主導性が要求される職業です。
テクニカルトレーナー: 他人に指導することや新しいスキルを学ぶことへのあなたの興味が活かされます。
あくまでこれはあなたの回答を基にした結果なので、自分の興味や適性によって選ぶべき職業は変わることがあります。それぞれの職業について調べてみて、自分にとって最適な職業を見つけてください。質問の内容は、チームでのプロジェクト、新しいスキルの学習、データ分析、創造的な問題解決、他人の指導をどの程度好むかを評価するものから、具体的な状況（プロジェクトの遅延、困難な課題、予期せぬ結論、創造的な問題解決の困難、指導の要求）に直面したときの対応に至るまで、幅広い範囲をカバーしています。
最終的に個々の回答を理解し、それらを複合的に分析して具体的な職業を提案しています。これによって自己理解を深め、キャリア選択を支援してもらうことができます。
