ChatGPTとしりとりをすることは可能?徹底検証してみた

ChatGPTは、会話や質問に対する回答が可能な高性能AIツールとして最近注目されていますが、最適なプロンプトを用いるChatGPTと簡単なゲームなどを行うことも出来ます。

今回PROMPTYでは、ChatGPTとしりとりをする方法や注意点について詳しく解説していきたいと思います。

ChatGPTとのしりとりを成立させるのは難しい

まず、ChatGPTに何の命令も与えずにしりとりをしてみましょう。すると以下のようになります。

「れんこん」でしりとりが終了しているのにも関わらず、「ん」から始まる存在しない言葉をChatGPTは言ってしまっています。

このように、多くの場合ChatGPTとしりとりをすると、ゲームのルールを間違えてしまう場合が多いです。

しりとりを行うモデルをGPT-4に変更してしりとりを行ってみる

上では無料版であるGPT3.5を使用してしりとりを行いましたが、次に、GPT-4を使用してしりとりを行ってみましょう。GPT3.5とGPT-4の違いは以下の記事で解説しています。

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実際にしりとりを行ってみた結果が、以下の通りです。

「コーヒー」と筆者が言った後に、ゲームが終了してしまいました。このように、GPT-4を使用してもしりとりを行う事は難しいようです。

プロンプトを指定してしりとりを行ってみる

次に、ChatGPTにプロンプトを指定してしりとりを行ってみます。

プロンプトは以下の通りです。

#命令
これからあなたには私としりとりをしてもらいます。以下の#しりとりのルールを忠実に守ってください。

#しりとりのルール
・まず参加者のうちの一人が、最初に適当な単語を言う。 以降の人は順番に、前の人が言った単語の最後の文字から始まる単語を言っていく。

#ゲーム終了
・#しりとりのルールでゲーム終了に該当する場合は<ゲーム終了!>と相手に宣言してゲームを終了する。
・ 「ん」で終わる単語を言ってしまうとゲームが終了する。
・存在しない単語を言うとゲームが終了する。

実際にしりとりを行ってみました。使用したモデルはGPT-4です。

このように問題なくしりとりを行うことが出来ました。

英語では問題なくしりとりを行える

日本語のしりとりはプロンプトを指定する必要がありましたが、英語ではどうなのでしょうか。英語のしりとりにあたる「Word Chain」でも検証してみます。

上記のように、英語では問題なくゲームを行うことが出来るようです。

まとめ

今回PROMPTYでは、ChatGPTでしりとりを行う方法やしりとりを行うためのプロンプトについて解説しましたが、いかがでしょうか。

ChatGPTとしりとりを行う際に、何の指定も行わない場合、「ん」で始まる言葉を言うなどのミスをしてしまうことがありますが、プロンプトを工夫することによってこれらのミスを防ぐことが出来ます。

PROMPTYでは他のChatGPTに関する記事も多く取り扱っていますので、是非参考にしてみて下さい。