ChatGPTとイーロン・マスク氏の関係性について解説

「ChatGPTとイーロンマスクにはどんな関係がある？」「イーロンマスクはAI技術とどのように関わっている？」

このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

今回PROMPTYでは、イーロン・マスク氏とChatGPTの関係性について解説します。

イーロン・マスク氏はChatGPTを開発したOpenAI社の設立者

イーロン・マスク氏は、ChatGPTを開発した人工知能の研究を行う非営利団体OpenAIの共同設立者の一人です。

イーロン・マスク氏のほか、設立者には、現在のOpenAI社のCEOであるサム・アルトマン氏や、グレッグ・ブロックマン氏、イルヤ・サツキヴァー氏などのテクノロジー業界の著名人がいます。

しかし、イーロンマスクは2018年に同社の取締役会を辞任しています。

AI技術の開発を一時停止する署名活動は、アメリカの非営利団体であるFuture of Life Instituteが開始したものです。

この活動では、AIの安全性やリスクについて研究し、巨大なAI実験を停止するよう求める書簡が公開されています。

イーロンマスク氏をはじめ、多くのAI専門家や企業のリーダーたちが、この公開書簡に署名しています。

先ほど説明したように、イーロン・マスク氏はOpenAI社のAI開発に資金提供していましたが、現在はMicrosoftの商業製品になってしまったと指摘しており、この技術が制御されないままだと、核兵器と同じくらい危険であると述べています。

イーロン・マスク氏が新たなAIチャットボット「TruthGPT」の立ち上げを発表したことが、米FoxNewsのインタビューで明らかになりました。

マスク氏はこのAIを「宇宙と自然の真実を追求し、人類の安全性に最も効果的な道を示す」ものと述べています。

TruthGPTは、情報の自由を保護し、安全性を重視したAI開発の新たな方向性を示すものとして期待されます。

What we need is TruthGPT
— Elon Musk (@elonmusk) February 17, 2023

TruthGPTについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

引用：TruthGPT公式イーロン・マスク氏は、17日に「TruthGPT」というAIチャットボットを公開し、サービスが始まったことを明らかにしました。18日現在、WebアプリやTelegramの統合機能を通じてアクセス可[…]

署名活動が行われたことからもわかるように、AI技術の急速な発展は倫理的、法的問題やジョブロスなど大きなリスクをはらんでいます。

しかし、AI技術は、データ解析、製造業、サプライチェーン管理、顧客サービス、マーケティングなど幅広い分野で効率化やイノベーションを実現できるという大きな可能性を秘めています。

そのポテンシャルの大きさゆえに、AIの開発競争を止めることは難しいと言えるでしょう。

イーロン・マスク氏も、AI開発の危険性に目を向けつつも、AIプロジェクトの開始をにらんで、約1万個の画像処理半導体を購入したと報じられているため、やはりAIの開発競争に後れを取りたくないという思惑があると考えられます。

今回PROMPTYでは、イーロン・マスク氏とChatGPTの関係性について解説しました。

イーロン・マスク氏は現在は取締役を自任していますが、ChatGPTを開発したOpenAI社の設立者のひとりで、今現在はChatGPTに対抗するTruthGPTを開発しています。

イーロン・マスク氏がAI技術と今後どのように向き合っていくのか注目しましょう。