OpenAIの人気AIチャットボット、ChatGPTがチャット履歴を無効にする機能をリリースしました。この新機能により、ユーザーは自分のチャット履歴を無効にし、それらをChatGPTの学習に使用されないようにできます。さらに、無効化された会話はチャット履歴からも非表示になり、プライバシーが向上します。
ChatGPT新機能:チャット履歴の無効化について
Googleのシークレットモードのようなプライベートな会話を提供することが目的で、すでにすべてのユーザーが利用可能になっています。ユーザーは、簡単な設定変更でチャット履歴の無効化を選択できるようになります。
ChatGPTのチャット履歴の無効化の方法
①画面左下のメニューボタンをクリック
まずは画像赤枠の名前の右側にある「・・・」ボタンをクリックしてください。
②Settingsをクリック
現れたメニューの中にある「Settings」をクリックして設定画面を表示する。
③詳細設定を開く
表示された設定の中のData Controlsの中の「Show」をクリックする。
④チャット履歴の無効化を有効にする
最後に「Chat History & Training」を有効にすればチャット履歴の無効化を行うことができます。無効化できている場合は右側にあるタブが灰色になっていることを確認してください。標準では画像の通り緑色で、無効化が完了すると灰色に変わります。
上記画像が無効化が完了している際の画面です。
実際に元のチャット画面に戻ると、下記画像のように、「Send a message.」の入力画面が黒くなっていることが分かります。チャット履歴の無効化が行われると、チャット履歴が残ることなくChatGPTを使用することができます。
上記の画像はチャット履歴を無効化を行なって使用した画像です。スレッド内での会話は今まで通り保存されるようです。
企業向けのサブスクプランの開発中
OpenAIは企業向けのサブスクリプションプランを開発中であることが報じられています。このプランは、ビジネスユーザーに対して、より多機能なチャットボットやカスタマイズ可能なオプションを提供することが予想されます。これにより、企業はチャットボットをより効果的に活用し、コミュニケーションや業務効率を向上させることができるでしょう。
ChatGPTは、AI技術を活用したチャットボットとして幅広い用途で利用されており、今回の機能追加により、ユーザーのプライバシー保護や企業向けのニーズにも応えられるようになります。OpenAIは今後も、ChatGPTの機能を拡充していくことが期待されています。