OpenAIは24日(アメリカ時間)に、ChatGPTやDALL·Eといった自社製品の使用に関するブランドガイドラインを発表しました。
ロゴ使用に関する規則だけでなく、APIを利用したサービスの名称についても定めており、「〇〇GPT」という名前は許可されず、「〇〇 powered by GPT-4」という表現が求められています。
ブランドガイドライン内容まとめ
内容は2023年4月25日現在のもので、ブランドガイドラインの内容は変更される可能性があります。正確な情報はOpenAIの公式サイトを参照してください。
API利用表記
引用:OpenAI
OpenAIのAPIを利用している場合、「Powered by」「Developed with」などの表記が推奨され、「〇〇GPT」といったような表記はNGとなります。
プラグイン利用の際の宣言
引用:OpenAI
プラグインに関しては、会社名またはサービス名を最初に表示し、その後にOpenAIまたはモデル名を表示することが推奨されています。OpenAIやOpenAIのモデル名の先頭表記はNGです。
モデル名の表記について
引用:OpenAI
適切なモデル名や日付、バージョンのモデル表記が求められています。例えば、「Do refer to date-based versions of models if needed: GPT-4 Mar 14 version」という表記が推奨されています。一方、「Chat GPT, ChatGPT4」や「text-davinci-003」などの誤った表記はNGとされています。
公式パートナーではない場合の表記
引用:OpenAI
OpenAIの公式パートナーでない場合、「collaborated with」、「work with」、「partnered with」といった表記は避け、「building with」「developed with」などの表現を用いる。
コンテンツのクレジット表記
引用:OpenAI
OpenAIのモデルで生成した文章や画像を公開する場合、クレジット表記は基本的に不要です。
もし表記する場合は、「Written with」「Image created with」「Created with」が推奨され、「Written by」「Created by」などの表現はNGとされています。
ブランドロゴ表記
ブランドロゴの使用の際は以下のルールが設けられています。これらのガイドラインが変更された場合は、その変更の内容に合わせて内容を更新する必要があるようです。
・ロゴのロックアップは、周囲に十分なスペースを確保する必要がある。
・以前のバージョンのロゴの「ロックアップ」は使用しない。(ロックアップ:組み合わせのこと)
・自分のロゴの「ロックアップ」は作成しない。
・ロゴマークに対して製品名(ChatGPTなど)やモデル名(GPT-4など)は組み合わせてはいけない。
・ロゴに変更を加えてはいけない。
・コントラストを最大限に生かした黒か白のバージョンのロゴ配色を「おすすめ」する。
・「フィルパターン」は使用してはいけない。(フィルパターン:ロゴの中に模様などを書き込むこと)
詳細は実際のブランドガイドラインの「Things to avoid when using our logo」を参照ください。ロゴマークはブランドガイドラインを守った場合にのみ使用することができます。
まとめ
OpenAIの新ブランドガイドラインは、現在OpenAIの技術を利用している開発者やマーケティング担当者にとって非常に重要な内容です。関係者は新ブランドガイドラインの内容を確認し、適切な対応を行うと良いでしょう。