ChatGPTを使用しているとさまざまなエラーに直面することが多いと思います。
今回の記事では、ChatGPTで発生する可能性のあるエラーの種類や原因、そしてそれぞれに対する対処法について解説していきます。
- 1 ChatGPT内で表示されるエラーについて
- 2 ChatGPTへのログインができないエラーについて
ChatGPT内で表示されるエラーについて
ChatGPTのエラー①：An error occurred… から始まるエラー
エラー内容
An error occurred. If this issue persists please contact us through our help center at help.openai.com.
和訳：
エラーが発生しました。この問題が解決しない場合は、ヘルプセンター（help.openai.com）よりお問い合わせください。
エラー内容と原因
ChatGPTを利用している際に、「There was an error generating a response」というエラーが表示されることがあります。その下にある「Regenerate response」ボタンを押しても、「An error occurred.」と表示され、改善が見られないことが特徴的です。このエラーは、質問内容に起因するものではなく、ChatGPT自体のエラーによる理由で発生すると考えられます。
エラーの対処法
①ページの再読み込みを試みる
まずは、長時間ChatGPTの画面を開いていた場合、ページを再読み込みしてみてください。
②再度同じ質問を投稿する
ページの再読み込みが完了し、入力欄が利用可能になったら、もう一度同じ質問を送信してみてください。
③ChatGPTの稼働状況を確認する
一時的にChatGPTが利用しにくい状況になっていることもあります。そのような場合、ChatGPT（OpenAI）公式の稼働状況ページ（status.openai.com）をチェックしてみてください。
④時間を空けて再アクセスする
稼働状況ページを参照しながら、時間を空けたり、時間帯を変えて再度アクセスし、質問を投稿してみることをお勧めします。
ChatGPTのエラー②：Too many requests…から始まるエラー
Too many requests in 1 hour. Try again later.
和訳：
1時間以内にリクエストが多すぎます。後でもう一度試してみてください。
Too many requests. please slow down.
和訳：
リクエストが多すぎます。ゆっくり入力を行ってください。
エラー内容と原因
通常、このエラーメッセージは「サービス全体での利用者数や使用量の増加」ではなく、「個別ユーザーによる利用量の過多」が原因で表示されます。このエラーは、連続してChatGPTとのチャットを行った場合に発生するケースが多いです。
エラーの対処法
この「使いすぎ」は「1時間当たり」の制限であり、永続的なものではありません。通常はしばらく時間を置いてから使用することにより使用を再開することができます。
ChatGPTのエラー③：アプリケーションエラー
アプリケーション エラー: クライアント側の例外が発生しました
エラー内容と原因
Google ChromeやMicrosoft Edgeのブラウザを使用している際、ChatGPT利用中にエラーメッセージが現れたり、回答が表示されなかったり、瞬間的に表示された後すぐ消えたり、1文字のみ表示されるなどの問題が生じることがあります。
さらに、同様の原因でエラー表示がないまま、「1文字のみが表示される」「何も言わない」という問題も発生することがあります。この問題は、Google Chromeの翻訳機能がChatGPTページで有効化されている際に起こる場合が報告されています。
エラーの対処法
Google Chromeの翻訳機能をオフにして、ChatGPTページを再読み込みし、チャットを再送信するとよいでしょう。
ChatGPTのエラー④：This content may violate…から始まるエラー
This content may violate our content policy. If you believe this to be in error, please submit your feedback — your input will aid our research in this area.
和訳：
このコンテンツは、当社のコンテンツポリシーに違反している可能性があります。このコンテンツが誤りであると思われる場合は、フィードバックをお寄せください。あなたのご意見は、この分野の研究に役立ちます。
エラーが表示された場合の対処法
通常このエラーメッセージはOpenAIのコンテンツポリシーに違反する内容（ポルノや嫌がらせなど）が含まれていると認識されてしまった場合に表示されます。
引用：OpenAI公式
コンテンツポリシーの内容によると、以下の内容が違反コンテンツとして使用の禁止がされているようです。
・違法行為
・児童の性的虐待、または児童の搾取や危害を加えるコンテンツの生成
・差別的、暴力的なコンテンツ
・マルウェアの生成
・身体的に危害が及ぶリスクが高いコンテンツ
・経済的損失のリスクが高いコンテンツ
・詐欺的なコンテンツ
・性的なコンテンツ
・政治的運動またはロビー活動
・利用者のプライバシーを侵害する行為
・許可されていない法律実務に従事すること、または有資格者が情報を確認せずにカスタマイズされた法的アドバイスを提供すること
・有資格者が情報を確認せずにカスタマイズされた財政的なアドバイスを提供すること
・病気の診断や、治療についての情報を提供すること
・リスクの高い政治的な意思決定
もしメッセージ上記の違反内容を含んでいないと判断できる場合は、OpenAIのフォームにフィードバックを送ると、今後修正がされる可能性があります。
フィードバックの際の注意点
フィードバックを行う際には、入力した文章やAIが生成した文章、状況や経緯を詳細に記載してください。これにより、ChatGPTの運営チームが問題解決に効率的に対応できます。
ChatGPTのエラー⑤：Something went wrong…から始まるエラー
Something went wrong. If this issue persists please contact us through our help center at help.openai.com.
和訳：
何かがうまくいかないようです。
この問題が解決しない場合は、ヘルプセンター（help.openai.com）よりお問い合わせください。
エラーの原因と対処法
これは、一定時間操作がないとデータ保護やセキュリティ対策のために、ChatGPTが自動的にセッションを切断する仕様によるものです。特に、ChatGPTに前の質問と時間が空いてしまった際に表示される場合が多いです。
エラーの対処法
上記のエラーメッセージが表示された場合、ChatGPTを再起動するか、ページをリフレッシュすることでエラーの解消を行うことができます。
ChatGPTのエラー⑥：回答が英語表記になってしまうエラー
エラーの原因
このエラーはChatGPTの学習データが主に英語であるため、言語を混同して回答されてしまうことが原因です。対処方法として以下のような方法が挙げられます。
エラーの対処法
質問の再確認・再送信を行う
日本語で質問をする際、文法や単語が適切かどうかを確認してください。もし誤った表現や単語が含まれている場合、ChatGPTが言語を認識できないことがあります。
もし質問が正しいにも関わらず、英語で回答が返ってきた場合は、質問を再送信してみてください。
質問自体を再試行することで日本語の回答を得られる場合があります。
質問の明確化を行う
質問が複雑すぎる場合や、ChatGPTに対して理解しにくい言い回しをしている場合、質問を簡潔かつ明確にすることで、日本語での回答が得られることがあります。また、質問の冒頭で、「日本語で答えてください」と言ったり、質問を日本語で再度送信することで、日本語の回答を得ることができます。
ChatGPTのエラー⑦：途中で回答が止まってしまうエラー
ChatGPTの回答には文字数制限があるので、回答が長くなってしまうと途中で回答が止まってしまう場合があります。
「ChatGPTの文字数制限について知りたい」「制限を突破する方法ってあるの？」 そう思う方もいるのではないでしょうか。 実は、ChatGPTの文字数制限は一定の制約がありますが、適切なプロンプトをChatGPTに入力することによ[…]
回答が途中で止まった場合、「続き」と入力することで、続きの回答を得ることができます。
また、質問の内容が不明確だったり、理解しにくい質問をChatGPTに入力している場合は、質問を簡潔かつ明確にすることで、このエラーを対処できる場合もあります。
ChatGPTへのログインができないエラーについて
ログインページにたどり着けないエラーの解決方法
ChatGPTへのアクセスが一時的に集中し、サイトに大きな負担がかかると、ログインページが表示されなくなることがあります。この際、次のような英語のメッセージが表示されます。
ChatGPT Plus subscriber login
このページは、チャットGPTへのアクセスが一時的に集中し、負荷が高くなってしまった際に現れることがあります（いわゆる定員オーバー状態）。
再利用可能になるまでの待ち時間
アクセスが多い状況では、しばらく時間を置くことで再度利用できるようになります。アクセス集中が緩和され、再利用可能になったタイミングで通知を受け取るために、メールアドレス登録が求められる場合があります。
また、利用制限を避けるための有料プラン（ChatGPT Plus）の提案がされることもありますが、一定時間待ってからページを再読み込みすれば、通常の登録・ログイン画面が表示されますので、その際に再試行してみるとよいでしょう。
「ChatGPT Plus」登録で優先的なアクセスが可能
前述の通り、「ChatGPT Plus」の有料プランに登録していると、アクセスが集中している時間帯でも優先的にChatGPTを利用することができます。
ChatGPT Plusは、月額20ドルの定額制サービスで、2023年2月時点の為替レートで日本円で約2,600円〜2,700円相当です。このプランは、2023年2月1日にアメリカで先行リリースされ、同年2月11日から日本でも申し込みが可能になりました。
無料プランとは異なり、ChatGPT Plusではピークタイムでも優先的にアクセスできるなどの特典があります。これにより、ChatGPTをより快適に利用することができるため、おすすめのプランと言えます。
ChatGPTをそもそも開けないエラーの解決方法
ChatGPTを利用するためにアカウント登録を行う際「ChatGPTのメイン画面をそもそも開けない」エラーが起きる場合があります。
この場合は再度OpenAIの公式ホームページにアクセスしなおすことによりChatGPTのメイン画面にアクセスすることができます。
引用：OpenAI
公式ページはこちらのURLからアクセスしてみてください。
