OpenAI APIに関するアップデートまとめ!価格改定や関数呼び出し機能の実装!

日本時間6月14日2時ごろ、OpenAIが新たにいくつかのモデルと強化された関数呼び出し機能をリリースされました。

参考:OpenAI

既存モデルの改良版のリリース

GPT-4-0613とGPT-3.5-turbo-0613は、それぞれ既存モデルの改良版であり、新たな関数呼び出し機能を利用できます。一方、GPT-3.5-turbo-16kは、コンテキストの長さをこれまでの4倍に拡張したモデルで、より一貫性のある会話を実現することが可能です。このモデルは既にPlaygroundで利用可能となっています。

関数呼び出し機能の実装

新たに実装された「関数呼び出し」機能について説明します。これは、外部のツールやAPIとより確実に連携できるように強化されたものです。具体的には、LangChainのOutputParserがOpenAI APIに実装され、出力するJSONフォーマットを指定できるようになりました。

これにより、例えば外部のツールを使ってチャットボットを作成したり、自然言語をSQLやAPI呼び出しに変換することが容易になりました。さらに、サードパーティーのAPIを組み込んでも確実に動作するようになることが予告されています。

料金の改定

料金についても改定が行われました。Embeddingsの新プラン「text-embedding-ada-002」は、従来の価格から75%引きの$0.0001 / 1K tokenとなりました。

また、GPT-3.5-turboの入力トークン数の価格が25%下がり、入力は$0.0015 / 1 token、出力は$0.002 / 1K tokenとなりました。一方、GPT-3.5-turbo-16kは入力が$0.003 / 1K token、出力が$0.004 / 1K tokenと、従来のコンテクスト長4kのモデルよりも2倍の価格設定となります。