Microsoftの生成AI「新しいBing」が一般向けに公開!ウェイトリスト登録無しで使用可能に

引用元:Bing AI

2023年5月4日(現地時間)に、米Microsoftは「新しいBing」を一般向けにオープンプレビューとして公開し、ウェイトリストに登録しなくても利用ができるようになりました。さらに、数々の新機能が明らかにされ、詳細は2023年5月23日から開催される年次開発者会議「Build 2023」のセッションで説明される予定です。

参考:Microsoft

新しいBingとEdgeを使うためには、MicrosoftアカウントでBingにログインするだけでよく、以下の新機能が提供されている。ただし、全てのユーザーが全機能を利用できるわけではなく、アメリカ限定で行っているのか、段階的に機能を展開しているのかは不明です。

新しいBingとEdgeブラウザに関する情報は、日本語版公式ページにまとめられており、今回の新機能については公式ブログで確認することができます。

Bing AIの最新機能

1. マルチモーダル機能の実装

これまでBingチャットはテキストのみだったが、質問の内容に応じて画像や動画が表示されるようになる。また、質問に画像や動画URLが含まれる場合、それらについて説明されるようになる。さらに、URLやPDFの要約も実装・改善される予定です。

2. チャット履歴の表示機能

OpenAIのChatGPTに既にあるチャット履歴が見られるようになり、過去のチャットを後から再開できるようになりました。

3. チャットのエクスポート機能

Bingチャットの結果を簡単にエクスポートして、SNSで共有したり、Microsoft Wordに転送したりできるようになりました。

4. サードパーティプラグイン対応

Bingチャットでサードパーティのプラグインが利用できるようになりました。Microsoftは、レストラン検索の際にOpenTableを使った検索や、アクション映画視聴のリクエストにApple TVを提案するデモ動画を公開しています。

まとめ

米Microsoftは、新しいBingを一般向けオープンプレビューに移行し、数々の新機能を発表しました。視覚的な回答の向上やチャット履歴の表示、チャットのエクスポート機能、サードパーティプラグイン対応などが含まれています。

これにより、Bingの利用者にとって、より直感的で便利な検索体験が期待できます。詳細は近日開催されるBuild 2023で発表される予定です。