【メタバース×AI】Metaが新たな映像処理モデル「DINOv2」を発表

「メタバース×AI」新たな生成AIの誕生か

2023年4月17日、自己教師あり学習を活用した映像モデルトレーニングの新技術「DINOv2」がMetaから発表されました。この革新的な手法は、将来的にはシンプルな指示やプロンプトを用いてVR世界を構築するジェネレーティブAIの登場が期待されています。

Metaは、簡単な指示やプロンプトを使って没入感のあるVR環境を構築できる次のステージの生成型AIの開発に取り組んでいます。

DINO画像認識モデルは、画像や動画のフレーム内に存在する個々のオブジェクトを自己教師付き学習で識別できるようになりました。

従来は各要素に人間の注釈が必要でしたが、この新技術は、映像内の要素や配置に関する理解を向上させ、特にVRコンテンツ開発において大きな利点をもたらすとされています。

参考：Meta AI

DINOv2の活用によって、ビデオチャットのデジタル背景の向上、映像コンテンツのタグ付け、新型ARコンテンツやビジュアルツールの開発などが期待されています。

さらに、AIが生成するVR世界の開発も可能になり、インタラクティブな仮想環境全体の構築が現実的になるとSocial Media Todayなどの海外メディアがコメントしています。

MetaはDINOv2をオープンソース化し、PyTorchコードとしてGitHubから誰でも入手できるようにしています。これにより開発者はこの新技術を自由に利用することができるそうです。