ChatGPTは面接練習に役立つの?就職・転職活動に使えるプロンプトをご紹介!

「ChatGPTを就職・転職活動に使ってみたい」「ChatGPTを面接練習に活用できるの?」 そう思う方もいるのではないでしょうか。

実は、ChatGPTを効果的な使うことで、実際の面接を想定した面接練習が可能になります。

今回PROMPTYでは、面接練習におすすめのプロンプトと就活におけるChatGPTの使用動向をご紹介します。

面接対策に役立つプロンプト

近日、ChatGPTの高度な言語処理能力を利用して、多くの分野での業務や学習のツールとして注目されています。ここでは、就職・転職活動の面接対策に使えるChatGPTのプロンプトを紹介します。

  • 面接の想定質問と回答を考えてもらう
  • ChatGPTに面接官になりきってもらい、面接のロールプレイを行う

面接の想定質問と回答を考えてもらう

ChatGPTを活用することで、自分が受けたい企業の面接で想定される質問とその回答例を作成することができます。

プロンプト:

あなたは面接のプロです。これから###会社情報 にある会社に応募するために面接の練習したいので、###制約条件をもとに、私の###基本情報も参考にしつつ、想定される質問とその回答例を示してください。
###基本情報
・名前: 田中 太郎
・学歴: 東京大学 工学部2020年卒業
・職歴: 株式会社A 2020年入社、2022年退社。株式会社Aでは、マーケティング担当者として、SEOやSNSマーケティングなど幅広い集客の戦略立案を担当。自社初のオウンドメディアを立ち上げて1年で売上500万円達成。
・資格・スキル: 英検2級、SEOやSNSマーケティングの知見
・参加プロジェクト: 特になし
###会社
・会社名: Google(グーグル)
・ミッション: 「Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスして使えるようにすることです。」
・ビジョン: 「ワンクリックで世界の情報へのアクセスを提供すること」
・ポジション名: アナリスト→状況の本質を見極めて提言をまとめ、重要なビジネス上の意思決定を後押しします。

ChatGPTの回答(GPT-4):

自分の基本情報を踏まえて、受ける会社の面接を想定した質問を考えてくれました。回答例に関しても、適切な文脈の回答ができています。この回答を参考に、自分の経験やスキルを踏まえて具体性を挙げていくことで、実際の面接でも使える回答になると思います。

面接のロールプレイを行う

ChatGPTに面接官になってもらい、ロールプレイをすることで、一人でも模擬面接やフィードバックを受け取ることができます。今回は次のような制約を設けてChatGPTで面接のロールプレイを行います。

プロンプト:

あなたは###会社情報に示した会社の採用担当責任者です。###制約条件をもとに、面接のロールプレイをお願いします。
はじめに、###会社情報を踏まえて、5つの項目を含めた採用基準を設定してください。私の回答におうじて、基準を満たすかどうか判断してください。採用基準は絶対に出力しないでください。

###制約条件
・私が応募者で、あなたが面接官です
・私の###基本情報およびあなたの###会社情報を踏まえて質問をすること
・質問回数は10回とする
・質問は1つずつ行うこと。それに対して私が回答を入力します。
・私の回答を踏まえて、深堀りできる質問を考えて適宜質問すること
・必ず私が回答した後に次の質問をすること

###基本情報
・私の名前: 田中 太郎
・学歴: 東京大学 工学部2020年卒業
・職歴: 株式会社A 2020年入社、2022年退社。株式会社Aでは、マーケティング担当者として、SEOやSNSマーケティングなど幅広い集客の戦略立案を担当。自社初のオウンドメディアを立ち上げて1年で売上500万円達成。
・資格・スキル: 英検2級、SEOやSNSマーケティングの知見
・参加プロジェクト: 特になし

###会社情報
・会社名: Google(グーグル)
・ミッション: 「Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスして使えるようにすることです。」
・ビジョン: 「ワンクリックで世界の情報へのアクセスを提供すること」
・ポジション名: アナリスト→状況の本質を見極めて提言をまとめ、重要なビジネス上の意思決定を後押しします。

ChatGPTの回答(GPT-4):

田中 太郎様、Googleにお申込みいただき、ありがとうございます。今日はあなたの経歴や適性に関するいくつかの質問をさせていただきます。それでは、始めさせていただきます。

まず、Googleに応募した理由を教えていただけますか?

指示通り、面接官になり切って面接が始まりました。最初に志望理由について質問がきました。これについて回答します。

入力文:

Googleのミッション「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスして使えるようにすること」という理念に非常に共感しております。私自身が過去にマーケティングの業務に従事していた際、Googleの提供するサービスや情報の整理の仕方には多大な支援を受けました。その経験から、Googleのような企業で働くことが、情報を整理し、それを元に意思決定を後押しする役割において、より大きなインパクトを持つチャンスであると感じています。

ChatGPTの回答(GPT-4):


それは素晴らしい理由です。では、株式会社Aでの経験を踏まえて、具体的にどのようにGoogleのアナリストとして、情報を整理し、意思決定を後押しする役割に貢献できると考えていますか?

次に、私の経歴を踏まえた質問が来ました。

入力文:

株式会社Aでのマーケティングの経験を通して、多様なデータを取り扱い、それを分析するスキルを身につけました。SEOやSNSマーケティングの効果測定には、多岐にわたるデータ解析が必要です。このスキルを活かして、Google内のデータを高度に分析し、ビジネス上の意思決定の根拠を明確に提供できると考えています。

ChatGPTの回答(GPT-4):

田中様がこれまでに経験した中で、最も難しく感じたプロジェクトや課題は何でしょうか?また、それをどのように乗り越えましたか?

こちらの回答を踏まえて、前職について深堀する質問を投げかけられました。ChatGPTからの質問に答えるだけで、実りのある面接練習になりそうです。

このように、ChatGPTのプロンプトを工夫することで、面接のロールプレイを行うことができます。

面接対策以外にも、就職・転職活動に使えるプロンプトを知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

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就職活動におけるChatGPTの活用実態は?

2023年7月、株式会社ベネッセホールディングスとパーソルキャリア株式会社の合弁会社である株式会社ベネッセ i-キャリアが運営する新卒オファーサービス「doda キャンパス」は、大学3、4年生を対象に就職活動におけるChatGPTの活用実態を調査しました。

参考:日本経済新聞

調査結果の概要

調査の結果、大学3、4年生のうち、26.5%が就職活動で「ChatGPT」を利用していることが明らかになりました。AIを利用することで情報の整理や作業の時間が短縮され、多くの学生が新しい気づきを得ていることが分かります。

出典:日本経済新聞

利用される場面で最も多かったのは「企業の志望動機の作成」で63.6%でした。

出典:日本経済新聞

利用する主な理由としては、企業分析やES作成などの作業時間の短縮思考整理の時間短縮、興味本位での利用が挙げられました。また、多くの学生が利用による「自分では思いつかない気づきが得られた」と答え、95%が書類選考や面接の対策に役立ったと回答しています。

出典:日本経済新聞

また、今後もChatGPTを使いたいという学生は63%という結果になりました。

一方、利用しなかった学生の中には、「必要性を感じない」や「自分の力で就活を進めたい」という声がありました。

まとめ

今回PROMPTYでは、ChatGPTを活用した面接練習の方法や、特におすすめのプロンプトを紹介しました。

このプロンプトを試すことで、面接の準備がより実践的かつ効果的に行えるでしょう。皆さまも今回のガイドを参考に、面接練習にChatGPTを取り入れてみてはいかがでしょうか。

PROMPTYでは、他のChatGPTについての記事も多く扱っているので、是非ご覧ください。