ChatGPTのyabbleプラグインを徹底解説!マーケティング調査を行う方法

「ChatGPTのおすすめプラグインが知りたい」「ChatGPTを使って市場調査を行うことができるの?」

このように思う方は多いのではないでしょうか。

実は、ChatGPTのyabbleプラグインを活用することで、ChatGPTにマーケティング調査やアンケート調査を手助けしてもらうことができます。

今回PROMPTYでは、ChatGPTのプラグイン「yabble」を実際に使って活用方法を解説していきます。

ChatGPT プラグインの使い方を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

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yabbleプラグインでは何ができるの?

yabbleプラグインを使用すると、あらゆるトピック、視聴者、市場についての洞察を即座に出力することができます。yabble ChatGPTプラグインは、ChatGPT、ソーシャルメディア、そしてグローバルなトレンドデータの融合した知識を用いて、研究の問いに数分で答えを出すことができます。

yabbleプラグインの特徴

yabbleの公式ページによると、yabbleプラグインの特徴は次のように記述されています。

Benefit from Yabble’s leadership in Generative AI

Thousands of R&D hours, decades of research experience and multi year knowledge of using GPT technology have created the world’s first verified ChatGPT plugin for research.

Reach global audiences with augmented data

Yabble’s unique approach uses a combination of ChatGPT, social media and global trend data to create an AI-generated audience to answer your research questions.

Be confident your data is secure

Yabble operates a ‘walled garden’ specifically ensuring customer data is not used to train GPT models when this data is inside the Yabble platform. 

和訳:

ジェネレーティブAIにおけるYabbleのリーダーシップから恩恵を受ける

数千時間に及ぶ研究開発、数十年に及ぶ研究経験、そしてGPTテクノロジーを使用した数年にわたる知識により、世界初の研究用検証済みChatGPTプラグインが誕生しました。

拡張データでグローバルオーディエンスにリーチする

Yabbleのユニークなアプローチは、ChatGPT、ソーシャルメディア、グローバルトレンドデータを組み合わせて使用し、あなたのリサーチクエスチョンに答えるAI生成オーディエンスを作成します。

データが安全であることを確信できる

Yabbleは、顧客データがYabbleプラットフォーム内にある場合、GPTモデルのトレーニングに使用されないことを保証する「walled garden」を運営しています。

引用元:yabble

yabbleプラグインのデータソース

yabbleプラグインを起動した状態でChatGPTに尋ねてみたところ、次のような回答が返ってきました。

yabbleプラグインは、以下の3つの主要なデータソースを組み合わせて、ユーザーが指定した調査を仮想的に実行することで、その結果を出力しています。

  1. ChatGPT: OpenAIの大規模な言語モデルであるChatGPTは、インターネット上の大量のテキストデータから学習しています。これにより、ChatGPTは広範なトピックについての知識を持ち、人間のように自然な言葉で会話する能力を持っています。Yabbleプラグインは、このChatGPTの知識を利用して、ユーザーからのリクエストに基づいて調査の質問を生成し、それらの質問に対する回答を予測します。
  2. ソーシャルメディアデータ: Yabbleプラグインは、ソーシャルメディアの投稿やコメントなどの公開データを分析することで、特定のトピックや市場についての現在の意見やトレンドを把握します。これにより、調査結果は現実の世界の意見や行動を反映することができます。
  3. グローバルトレンドデータ: Yabbleプラグインは、さまざまな業界や市場についてのグローバルなトレンドデータも利用します。これにより、調査結果は広範な視点からの洞察を提供し、大きな絵を描くのに役立ちます。

活用例1:指定したアンケート調査を実施する

yabbleプラグインの活用例として、指定したアンケート調査を実施してその結果を確認することができます。今回はカーシェアリングサービスについて次のような調査を行います。

入力文:

次のアンケートの実施してください。
カーシェアリングサービスを使う人々について
・カーシェアリングをどのように使っているか?
・カーシェアリングを使う頻度は?
・カーシェアリングのメリットは?

アンケート対象の情報
性別:指定なし
年代:20代~30代
地域:日本
職業:指定なし

ChatGPTの回答(yabbleプラグイン):

アンケートの結果をまとめてみましょう。

カーシェアリングサービスを利用する主な理由としては、便利さ、コスト効率、そして柔軟性が挙げられました。多くの回答者が、自分の生活スタイルに合わせて車を利用できる点や、所有という負担を避けられる点を評価しています。特に、都市部で生活する若者や、フルタイムで働く親、フリーランスのプロフェッショナルなどは、所有するよりもカーシェアリングを利用する方が経済的であると感じているようです。

また、カーシェアリングサービスの利用は、環境への配慮という観点からも評価されています。環境に配慮したライフスタイルを送ることを重視する回答者は、カーシェアリングが個人のカーボンフットプリントを減らし、持続可能な交通システムを推進する手段として有効であると認識しています。

さらに、カーシェアリングサービスは、必要に応じてさまざまなタイプの車を選べるという利点も提供しています。これにより、家族の旅行やビジネスの旅行など、特定のニーズに応じて車を利用することが可能になります。

以上の結果から、カーシェアリングサービスは、その便利さ、コスト効率、柔軟性、そして環境への配慮という特性により、多様なユーザーにとって魅力的な選択肢となっていることがわかります。

詳細な結果をご覧になりたい場合は、以下のリンクからアクセスしてください。アンケートコードはE6GT-9RJZです。
アンケート結果詳細

さらに詳しい情報や、他の市場調査については、Yabbleのウェブサイトをご覧いただくか、hello@yabble.comまでメールでお問い合わせください。

アンケート調査を行い、それぞれの項目についての調査結果をまとめて、主にカーシェアリングサービスのメリットについて説明してくれました。

アンケート結果詳細をクリックすると、どのような調査を行ったのか具体的に確認することができます。

はじめに、メールアドレスの認証を行う必要があります。30日間は無料のトライアル期間になるほか、無料クレジットが付与されます。

“Recent activity”から今回の調査結果の詳細を確認することができます。

ユーザーからの入力をもとに、調査内容を決定しています。

「カーシェアリングを使ったことがあるかどうか」については、Yesが46%、Noが54%という結果でした。

「使ったことのあるカーシェアリングサービスの種類」については、times、everygo、park24などが挙げられています。

「カーシェアリングサービスを選ぶ際に重視する要素」については、回答者の多くが、利用料金、車両の種類と利用可能性、サービスの信頼性と利便性、そしてカスタマーサポートの質を重視しています。

「カーシェアリングの満足度」については、10段階評価で6~9の回答が多いようです。

「カーシェアリングサービスをどのくらいの頻度で利用しているか」については、回答者の利用頻度は様々で、一部の人々は毎日、または週に数回利用している一方で、他の人々は月に数回、または年に数回しか利用していないと述べています。

活用例2:テーマを指定してリサーチを行う

yabbleプラグインでは、テーマを指定するだけで、リサーチを行うことができます。今回は、日本のファストフード店についてリサーチを行います。

入力文:

日本のファストフード店についてリサーチを行いたい

ChatGPTの回答(yabbleプラグイン):

リサーチの結果、日本のファストフード店を選ぶ際に重視する要素は多岐にわたります。以下に主な傾向をまとめます。

メニューの多様性: レスポンデントの多くが、伝統的な日本料理から国際的な味まで、多様なメニューを提供するレストランを好む傾向がありました。これは、個々の食事の好みや特定の食事制限を満たすための選択肢を提供することの重要性を示しています。

価格と価値: フリーランスのライターやパートタイムの従業員など、予算に制限があるレスポンデントは、手頃な価格の食事を提供するレストランを好む傾向がありました。これは、価格設定が顧客の選択に大きな影響を与えることを示しています。

便利さと効率性: レスポンデントの多くは、立地やサービスの速さなど、便利さを重視していました。特に、ITコンサルタントやソフトウェアエンジニアなどの忙しいプロフェッショナルは、迅速なサービスを提供するレストランを好む傾向がありました。

食材の品質と栄養価: レスポンデントの一部は、食材の品質や栄養価を重視していました。これは、健康志向の消費者が増えていることを示しており、レストランが健康的な選択肢を提供することの重要性を強調しています。

テクノロジーの活用: ソフトウェアエンジニアやITコンサルタントなど、テクノロジーに精通したレスポンデントは、オンライン注文やモバイルアプリなどのテクノロジーを活用するレストランを好む傾向がありました。

これらの結果は、日本のファストフード業界が顧客のニーズと期待に応えるために考慮すべき重要な要素を示しています。また、これらの洞察は、新しいメニューの開発、価格戦略の策定、サービスの改善、マーケティング戦略の設計など、さまざまなビジネス決定を支援するために使用できます。

詳細な結果を見るためには、以下のリンクをご覧ください: Yabble Survey Results

また、調査コード I215-0B9J を保存しておくことをお勧めします。これにより、後で結果を参照したり、追加の分析を行ったりすることができます。さらに詳しい情報や自動化された市場調査の洞察については、Yabbleをご覧いただくか、調査コードを記載の上、hello@yabble.comまでメールをお送りください。

ファストフード店に関するリサーチを行い、店を選ぶ際に重視する要素を理由と共に説明してくれました。リサーチ結果を基に傾向を分析しているようです。

どのような手順でリサーチをしたか聞いてみます。

入力文:

どのような調査を行ったか教えてください

ChatGPTの回答(yabbleプラグイン):

1.調査のトピック設定: まず、あなたから提供された情報に基づき、「日本のファストフード店について」の調査トピックを設定しました。これには、利用頻度、好きな店舗、メニューの選択基準などの追加情報も含まれていました。

2.質問の生成: 次に、Yabbleプラグインがこのトピックに基づいて質問を生成しました。これらの質問は、調査の目的に合わせて設計され、回答者から有意義な情報を引き出すことを目指しています。

3.対象者の設定: その後、あなたから提供された情報に基づき、対象者の属性を設定しました。この調査では、地域が「日本」に設定されました。

4.調査の実行: 対象者と質問が設定された後、調査を実行しました。このプロセスでは、Yabbleプラグインが生成した質問に対する回答を集め、それらを分析しました。

5.結果の分析と要約: 最後に、集められた回答を分析し、主要な洞察をまとめました。この要約は、調査の結果から得られた重要な情報をハイライトし、市場の傾向やニーズを理解するのに役立ちます。

先ほどと同様に、リンクからリサーチの詳細を確認することができます。

ファストフード店についてのリサーチを行うように入力しただけで、

「日本で一番好きなファストフードチェーンは何ですか?」
「1から5のスケールで、日本のファストフードレストランで食事をする頻度はどの程度ですか?」
「日本で好むファストフードの種類は何ですか?(ハンバーガー、ラーメン、寿司など)」
「日本の国際的なファストフードチェーンを試したことはありますか?もし試したことがあるなら、どのチェーンですか?」
「日本のファストフードレストランを選ぶ際に考慮する要素は何ですか?」

という5つの項目で、アンケート調査を行った結果を出力してくれました。

まとめ

今回PROMPTYでは、ChatGPTのyabbleプラグインを使ったマーケティング調査の手法を紹介しました。

一見複雑そうなマーケティング調査も、yabbleプラグインの力を借りることで、誰でも簡単に、より高度な分析が可能になります。yabbleプラグインのデータソースは、ChatGPTの学習データ・ソーシャルメディアデータ・グローバルトレンドからとなっていることから、調査結果はある程度信頼に足るものになると考えられます。

今回の例を参考に、皆さまもyabbleプラグインを活用してマーケティング調査に挑戦してみてはいかがでしょうか。